『中文在線』シリーズは、インターネットによる学習支援を前提に執筆された中国語教科書である。
『基礎編』は、初級中国語の基本知識を扱うものである。平易な文章と適正な語彙量で(「本文」は400語余り、「小会話」、「文法」は200語余り。巻末『小辞典』参照)、無理なく発音、語彙、文型を身につけられるよう工夫されている。
本書では、「発音マスター」は中国語の発音基礎をしっかり作り上げていく部分である。それ以降の第1課~第16課は、次の3つの部分から構成されている。
本文: 味わいのある短い文章
文法と語句: 文法、文型と重要語句を扱う部分で、「即学即練」をモットーに一部の文法項目の後に練習問題を配している。
小会話: 本文の内容と関連のあるミニ会話
本書は、次のようにお使い頂けるとより効果的な学習ができるであろう。
まず、「新出語句」に目を通し、単語の意味を把握した上で、本文の読解に進む。
本書のサポートサイトにアクセスし、ウェブコンテンツによる予習を行う。コンテンツは、文法事項や重要語句の説明のほか、発音学習ドリル、動画によるミニ会話のコントなどを豊富にアップしていく。これらをiPodなどのポータブル機器に入れて持ち出し電車などで利用されるのも良いだろう。(本書「まえがき」きより抜粋)
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『中文在線』シリーズは、インターネットによる学習支援を前提に執筆された中国語教科書である。
『会話編』は入門的なものとして、自己紹介や買い物など1つの話題をめぐって幾つかのバリエーションを設定し、基本的なやりとりを習得するよう内容が工夫されている。学習者は類似表現に存在している些細な違いに気づき、場面に応じて、より適切な表現を選択する力が養われるであろう。表現力の裏付けとして、本書は適正な量の語彙を導入している(570語、巻末『小辞典』参照)。コミュニケーションの場面でどのように情報を入手し、そして発信するかを中心に会話の「術」を身につけて頂きたい。
本書では、「発音マスター」は中国語の発音基礎をしっかり作り上げていく部分である。それ以降の各課は、次の5つの部分から構成されている。
基本表現:所定のコミュニケーションの場面で用いられる幾つかの会話パターンを1問1答の形で提示している。
対話: 基本的な場面を想定した会話文、語彙、表現の他に1問1答の形で捉えきれない会話の流れを示している。
表現のポイント:本文の内容と関連のあるミニ会話。
関連表現:それぞれの場面で用いられる基本表現から代表的なものが選ばれている。
中国語発音基準字:HSK常用漢字から各音節の発音の基準となる字を選択し、例示している。
ドリル:ヒアリングと表現力のアップを目指す練習問題を用意している。
本書は、次のようにお使い頂けるとより効果的な学習ができるであろう。
まず、「新出語句」に目を通し、単語の意味を把握した上で、「基本表現」のおさらいをしておく。
本書のサポートサイトにアクセスし、ウェブコンテンツによる予習・復習を行う。コンテンツは、文法事項や重要語句の説明のほか、発音学習ドリル、動画によるミニ会話のコントなどを豊富にアップしている。これらをiPodなどのポータブル機器に入れて持ち出し電車などで利用されるのも良いだろう。
授業では、キーセンテンスとも言える「基本表現」を確認した上で、「対話」の学習に進む。「表現のポイント」では、重要語句や中国的な会話の運び方も押さえることができる。また「関連表現」は「記憶される文」としてしっかり頭の中にインプットしておくことをお勧めする。授業ではロールプレーなどの形で練習をすると効果的であろう。
中国語には410余りの音節がある。それらの音節を正確に発音し、さらに4つの声調を加えれば、中国語の発音を習得することになる!本書では各音節の基準となる字をHSK常用漢字から選び、例示している。反復練習により、正しい中国語の発音を身につけて頂きたい。
教室での対面授業の後、再度サポートサイトにアクセスする。復習を兼ねて、ネットテストなどに挑戦する。
「関連表現」「中国語発音基準字」などの模範朗読(WEBマーク付き)は、サポートサイトにアップしているので、活用して頂きたい。
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沈国威/氷野善寛/紅粉芳惠